面倒な掃除が用具の収納でラクになるアレンジ法5つ

溜まって散らかりやすい掃除用具の収納を紹介します。RoomClip実例と、取材先で見つけたしまい方をピックアップ。これなら真似できる!掃除がラクになる収納アイディアをご紹介します。



1.スティック掃除機は壁掛け収納で

大きな掃除機を持っていると、家の中で収納場所を見つけるのが大変です。やっとの思いで定位置を作ってはみたものの、出し入れするのに手間がかかると使わなくなってしまいます。しかも、長いホースのまましまうことのできない物入れでは、組み立てては分解しての繰り返し。掃除の回数が減るのも無理はありません。

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そんなこともあって、スティック型を使っている人が増えているようです。フル充電しておけば10~15分くらいは稼働するので、家中を隅から隅までやる必要がなければ十分に掃除できます。また、小型でスリムなので、充電しながら壁掛けにしておけば場所をとりません。

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2.掃除グッズは吊るしてインテリアに

昔ながらの掃除用具として、ほうきとチリトリを持っていると今でも役に立ちます。掃除機を使うまでもないときには、ササっと床を掃くだけ。フローリングでも畳でも使えます。これなら音もなく、電源も使わないエコな方法なので、乳幼児が寝ている合間に済ますことができます。

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こうしたシンプルな道具は、いわゆる用の美を備えているものが多く、部屋にあっても目障りではありません。むしろ、インテリアの要素として積極的に活用するのもひとつの手です。室内に吊るしておくことで、気づいた時に自然と掃除する習慣が身に付きます。キッチンや洗面所の一角に備えておくのもいい方法です。

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3.水廻りは水切りしながら収納

洗面所、浴室、トイレといった水廻りで使う掃除用具の場合は、濡れたまましまうわけにはいきません。うっかり床置きにしていたりすると、梅雨時や夏場にはカビが心配。それ以外の季節であっても、ヌメリが気になったり、悪臭のもとになることもあります。

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清潔にするための道具が、衛生的ではないというのは矛盾そのもの。そこで一つの工夫として、吊るして水切りしながら片付けておくのがおすすめです。そうなると、目にしてもいい道具選びにも気を配って、色を統一しておくといいでしょう。

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次に、片付け上手な家庭で取材した実例をご紹介します。



4.家の中心か室内の死角を定位置に

掃除機の定位置としては、各部屋へ移動しやすく、家の中でもほぼ中心にあたる場所が効率的。階段下や廊下沿いにしまえると便利です。とは言え、どの家にも都合のいい所に収納があるとは限りません。そんなときには、掃除回数が多いとか広い部屋の近くがいいといった条件で見つけてもいいでしょう。

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家の中でも頻繁に掃除をしたい部屋があるとします。たとえば、リビングダイニングのように家族が過ごす所は、どうしても汚れやすくて気になりやすい場所です。また、ペットがいる家庭や、ハウスダストなど埃に敏感な家族がいると、こまめにしっかりと床掃除をしたいといったこともあります。

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近くに収納場所があればいいのですが、ない場合には、すぐに使えるようにこっそりと部屋の片隅に置いておくというのもいい手です。小型、高性能、デザインのいいものを使って、いつも身近な場所に置いておければ、家族も協力しやすくなります。

 

5.見える所に置いてその場でサッとすませる

メインの道具が使いやすく収納されていると、まとめて掃除をしなくても、わずか数分の隙間時間に少しだけでOK。おそうじシートやミニほうきとチリトリなど、各種の小さな掃除用具を活用しましょう。汚れていなくても手入れをするようになるので、キレイな状態が自然と維持できてしまいます。

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掃除用の小物を集めて室内に置いておくのもおススメ。天然素材のカゴやボックスなど、部屋の雰囲気に溶け込む入れ物を選んで掃除を楽しみましょう。







この記事の担当ガイド
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収納 ガイド 

すはら ひろこ

すはら ひろこ 

365日おうちのもやもや整理に取り組む 片付け・収納のエキスパート。

建築・インテリア・整理収納の資格と、豊富な経験に基づいた片付け術に定評がある。住宅の商品開発や収納用品のデザイン監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。著書・監修書も多く、人気講師として各地でセミナーを開催。共働き主婦の目線から追求した収納法は、誰もが実践しやすくヤル気が続くと好評。

 

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