鳥の声を聞きながらブランチを楽しむ。爽やかな風の中で手紙を書く・・・。暮らしの中に自然を取り込むと、みずみずしい心豊かな時間が刻まれていきます。そんな暮らしを生みだす「アウトリビング」をご紹介しましょう。
"アウトリビング"でかけがえのない時間を
"アウトリビング"とは、文字通り戸外にリビング空間を作ってしまおうという発想。居間から庭側へデッキやバルコニーを広げていくことで、そこに光や風や緑に抱かれた開放的なスペースが生まれます。室内と外をひとつの空間として活用すれば、使い勝手も大きく広がっていきます。リビングでのなにげない日常も、戸外の空気の中では、くつろぎに満ちあふれたかけがえのない時間となることでしょう。"アウトリビング"は、心を解き放つ住空間と言えるかもしれません。
一人で、夫婦で、家族で、仲間で、少人数から大人数まで、さまざまなスタイルで楽しめるアウトリビングは、癒しやくつろぎ、楽しみの時間を演出してくれます。
エクステリアデザイナー、一級建築士
今回の特集にて「アウトリビング」について教えていただいた、古橋宜昌さん。
プロフィール
エクステリア&ガーデンアカデミー 東京校学長。エクステリアビジネスを展開する、(有)エクスプランニング代表取締役。設計業務の他種々のセミナー講師なども務める。
自然を五感で感じる幸せ
同じ食事をするのでも、家の中より外で食べた方がなぜか美味しいと感じますね。それは、食事を五感で味わえるからだと思います。舌で味わいながら、目で風にそよぐ葉を見、耳で小鳥のさえずりを聞き、肌で光や風を感じる。体全体で美味しい時間が共有できれば、おのずと味も変わっていくのでしょう。もちろん、食事だけではありません。一人で本を読む時も、家族や友人たちとくつろぐ時も、アウトリビングでのひと時は室内とは違った新鮮な時間を作ってくれます。
四季の自然を五感で感じながら、毎日の暮らしを楽しむ。それはやがて、住む人の心の中に豊かさを育んでいきます。
デッキなどの一部に樹を配置すれば、日射しの強い日には木陰を作り、夏は室温を下げる効果もあります。
アウトリビングのグリーン演出は、器選びも大切な要素のひとつです。少し大胆なアレンジにも挑戦してみましょう。
リビングとつながるデッキなどは、ペットが自由に遊べる快適な空間になります。
アウトリビングを自由に楽しむ
リビングから一歩出ると、そこはリゾート感覚のテラス、緑が輝くパティオ‥‥。そんなアウトリビングの楽しみ方を「食」「時」「自然」の3つの視点から紹介しましょう。アウトリビングでの時間は、家族の関係を深めるとともに、住む人の気持を豊かにしてくれます。自然の力が、人の心に余裕と優しさを生み、毎日の暮らしに美しいリズムを作ってゆくのだと思います。
家族でバーベキュー、友だちを招いてガーデンパーティ。考えただけでもワクワクしてきます。その楽しさを日常の中にも広げてみましょう。 たとえばキッチンで作ったお料理をデッキなどに運んできたり、ホットプレートを使って空の下でのクレープづくり、ブランチや午後のティータイムなど、自然の中でゆっくりと食を楽しむライフスタイルは、家族の会話を弾ませてくれるでしょう。
野外で食べる食事のおいしさを手軽にいつでも楽しめるのがアウトリビングの利点
お気に入りの椅子を用意し、昼寝や読書をする。刻一刻と変化していく美しい夕空を眺める。一人静かに、何もしない贅沢な時を過ごす。夜にはやわらかな照明の中、夫婦でワインを楽しむ。アウトリビングは四季それぞれの豊かな時間を演出してくれます。特に夜の風景は昼とはまったく違う表情を見せてくれます。照明に照らされた木々や椅子の影が、まるで映画のワンシーンのように映り、我が家がもっと好きになるに違いありません。
お気に入りの椅子で自然の移ろいを感じながら読書やティータイムを楽しんでみませんか
アウトリビングではガーデニングも気軽に楽しめます。たとえばコンテナを使い、デッキの上で草花を育ててみましょう。そこに咲く花や集まる蝶や蜜蜂を見ていると、小さな命の大切さに気付いたり、季節の移り変わりが実感できるはずです。ハーブや野菜を育ててみるのも楽しい発見につながります。子供たちの手でパセリやバジルなどを摘んでもらい、そのまま食卓のサラダに添えれば、家族にとってもかけがえのない食卓になると思います。
また、雨の日のアウトリビングもよいものです。小雨ならパラソルの下で雨を眺めるのもいいでしょう。雨の音や匂いなど、室内では気付かない発見があるはずです。四季を通して自然を感じる暮らしを愉しんでください。
パラソルは手軽な雨、日除けになり、デッキのお洒落なアクセントにもなります。(資料提供:グリーンルーム)
快適なアウトリビングをつくるために
アウトリビングのプランニングは、敷地や庭の形、広さによって違ってきます。また家族それぞれの趣味・嗜好によって、デザインや素材の種類も変わります。そのバリエーションは多彩ですが、大切なのはどんな時間をアウトリビングで過ごしたいのか。エクステリアやガーデニングなどの本や資料をご覧になって、イメージを大きく膨らませてください。
膨らんだイメージをどうやって実現するか、悩んだ時には、ミサワホームイングにご連絡ください。ミサワホームイングには「M-Wood2(エムウッドツー)」という、質感は木そのものでありながらお手入れ、メンテナンスが楽なウッドデッキに適したリサイクル素材と、イメージを具現化するノウハウがあります。「M-Wood2」を使ってミサワホームイングの手がけたアウトリビングをちょっとご紹介しましょう。
なおお家の環境、ご希望に合わせたバルコニー
快適なアウトリビングをつくるポイントは、第一に長期間の風雨に耐えられる丈夫な素材を選ぶこと。「M-Wood2」なら最適です。そして開口部を大きくとることも大切。パーゴラを設けて植物を飾れば、春には新緑、夏には涼しい木陰、秋には紅葉が楽しめます。
屋外ならではの開放感を満喫できるウッドデッキ。周囲の視線を上手に遮って、気持ちいいアウトリビングとして活用したいものです。「M-Wood2」の「パーゴラフェンス」で目隠しすれば、透視性の高いスマートなデザインでありながら目線をカット。デッキと同じカラーでトータルコーディネイトも楽しめます。
大きく開かれたリビングに続く開放感あふれるウッドデッキは、家族のふれあいを育む場に最適。みんなが自然に集まって来られるよう、求心力をつけたいものです。そこで「M-Wood2」の「ケンネル」と「砂場」はいかがでしょう? 子どもたちと一緒に遊んだり、砂いじりをしたり、子どもたちの成長を楽しめるお庭になります。
※お家の環境、ご希望に合わせたバルコニーやベランダの活用につきましては、
お近くのミサワホームイングまでご相談ください。
ウッドデッキとマッチしたオリジナルアイテム
アウトリビングにはデザイン、使い勝手ともすぐれた家具やグッズ(?)があると、より一層楽しめます。「M-Wood2」を使ったミサワホームイングのオリジナルアイテムがありますので、ご紹介します。
サイズ:チェアーB型:幅638×奥行435×高600・サイドテーブルB型:幅435×奥行435×高600
サイズ:幅737×奥行737×高700
サイズ:幅1485×奥行388×高388
サイズ:幅388×奥行388×高388
サイズ:B型:幅172×奥行145×高630
C型:幅120×奥行120×高400
サイズ:幅1000×高さ285
※お家の環境、ご希望に合わせたバルコニーやベランダの活用につきましては、
お近くのミサワホームイングまでご相談ください。
アウトリビングに欠かせない便利グッズ
家族の笑顔が広がっていく。自然に触れる時間が濃くなっていく。そんなアウトリビングを快適に演出するグッズを紹介しましょう。
お子さまの水遊びに、パーティーに、涼しさを演出するゆったりサイズのプール。
資料提供:コールマンジャパン(株)
サラダや肉料理を大皿に盛り付けるとテーブルの上は豪華になり、会話がいっそうはずみます。
資料提供:コールマンジャパン(株)
6人で座れる組み立て式チェアセットは、デッキでのブランチやコーヒータイムにおすすめ。コンパクトに収納できます。
資料提供:コールマンジャパン(株)
大きな傘は、リゾート感あふれる空間を演出します。支柱が真ん中にないので、テーブル上をすっきりさせます。
資料提供:(株)タカショー
風の中で心地よい昼寝を誘います。簡単に組み立てられ、4点で支えるので、安定感があります。
資料提供:コールマンジャパン(株)
コットン素材のチェアカバーです。ナチュラルな風合いが、デッキでの時間をお洒落に演出してくれます。
資料提供:コールマンジャパン(株)