インテリアとして楽しむ多肉植物

色や形がユニークで、不思議な存在感をもつ多肉植物は育て方が簡単なこともあり、インテリアとしての人気も高まっています。そんなインドアグリーンとしての多肉植物についてご紹介します。



ユニークな多肉植物

20170901_1_1.jpg多肉植物とは、砂漠や海岸などの乾燥した厳しい環境に対応できるよう、葉や茎、根などに水分を蓄えることのできる植物のことをいいます。サボテンやアロエなどが身近ですが、その他にも葉が球形のもの、星や珊瑚のような形をしたものなど、じつに多様な形態が存在します。

色も緑、朱、紫、黒など多彩で、春と秋の乾燥期に紅葉する種類もあります。

また多くの多肉植物が、可憐な花を咲かせるため、ユニークな姿と可愛い存在感から、インテリアグリーンとして注目を浴びています。



育てやすさも大きな魅力

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ユニークな姿ばかりではなく育てやすさも、多肉植物の大きな魅力です。室内で育てる場合は、日射しの入る窓辺や棚の上などに置きますが、水やりは土が完全に乾いた時だけでよいため、通常の観葉植物より手間がかかりません。

また適応力が高く水や肥料を少なめに与えることで、小さな姿のまま育てることができます。もちろん大きく育てることも、美しい色や花を楽しむこともできます。

多肉植物は、強い日差しと多湿にさえ気をつければ、一年中室内で楽しめる育てやすい植物です。



さまざまな空間に置いて楽しむ

20170901_1_4.jpg個性的な姿が楽しい多肉植物。インテリアとして上手に活かす方法を、部屋ごとにご紹介しましょう。

くつろぎの時を過ごすリビングは、グリーンが鮮やかで、形が楽しめる背の高い柱サボテンや、肉厚で幅広の葉を花のように何枚も重ねるエケベリアの種類がおすすめです。光が射し込む窓辺には、小さめでユニークな形のものをいくつか並べてみましょう。





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マグカップやお洒落な器を鉢にすれば、雑貨感覚の愛らしい演出となります。広めのテーブルには、多彩な組み合わせの寄せ植えがおすすめです。

キッチンには、直接日光が当たらなくても育てられ、耐寒・耐暑に優れているアロエがおすすめです。アロエベラという種類ならジュースや、ヨーグルトなどに入れて楽しむこともできます。インテリアのアクセントとしてカウンターに置くには、葉の形が個性的で色も多彩なクラッスラやセダムなどがよいでしょう。







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サニタリースペースには、湿気に強く緑色の葉が美しいハオルシアの種類がおすすめです。みずみずしい葉は眺めているだけで心をリラックスさせてくれます。











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寝室や書斎などの個室には、ハート型の葉をしたハートカズラや、葉に触れると芳香が漂うアンボイニカスなどの小さめなものを選びましょう。ベッドサイドや棚に置いてあるだけで、部屋が愛らしい雰囲気に変わります。

あまり細かいことを気にせず、気軽に始められる多肉植物。まずは、お気に入りの種類を一つ選んで、室内のインテリアとして育ててみませんか。