冬のお洗濯時短ポイント&グッズベスト3

冬のお洗濯を賢く終わらせるポイントのベスト3を考えてみました。基本は「干し方の工夫、洗濯物の温度を上げる」こと。一番のオススメは「冬だからこその夜洗濯」です!


速乾ポイント3位:干し方を変える

夏はたくさん洗って、ぎっしり並べて干した洗濯ものも、冬は乾きにくくなります。速乾スタイルで干すようにしましょう。

  1. 風がよく通るように、洗濯物同士の間隔を空けて干しましょうジーンズ
  2. 厚手のバスタオルは斜めに干すと早く乾きます
  3. ズボンはピンチハンガーでできるだけ開放口を大きくして干します
  4. ポケットのついた衣類は、裏返してポケット部分を外側にして干しましょう
  5. 靴下は一足づつ、ゴム部分を上にして中に風が通るように   

厚手のジーンズなどは風がよく通るようにピンチでこのように干します。ポケットがあるものは裏返すとさらに効果的。 

 

速乾ポイント2位:脱水時間は長め、軽く乾燥を

乾燥機

冬は脱水時間は長めに。乾燥機があれば、短時間運転して洗濯物の温度を上げてから干すことで、水分の蒸発が早くなります。脱水時間が長くなるとしわになりやすくなるため、乾燥機の使用はしわを伸ばす役目も果たします。

乾燥機を使用するときは、乾いたバスタオルを一枚入れて運転させると、効率よく洗濯物の水分量を下げることができて、さらに乾く時間を早めることができます。

乾燥機能を最後まで使わず、一番短い時間を選んで運転。洗濯物の温度を上げることで、乾きやすくなります。 

 

速乾ポイント1位:37度の残り湯で夜洗濯

残り湯

残り湯を使用することで、洗剤の酵素が働きやすくなり、皮脂も落ちやすくなります。

洗剤の酵素は37度前後で一番よく働きます。また、人の皮脂もこのぐらいの温度が一番溶けやすのです。つまり、37度前後のお湯を使うことが、一番洗濯の効率がよいということになります。

冬は水の温度も下がりますので、省エネもかねて、冬こそ残り湯での洗濯を。
冬場は天気によっては、朝洗濯をして干しても、夕方までに乾かない日もあります。夜に洗濯をして、朝までの時間を部屋干ししておくことで、翌日の日照時間が少なくてもその日のうちにきちんと乾かすことができるのです。

入浴が終わったら、残り湯で洗濯をし、次のような方法で夜干しをしておきます。

  • 換気扇を回した浴室に干しておく
  • 脱衣所に干し、除湿器をかけておく
  • 暖房で暖まった部屋に室内干しをしておく

翌日、お天気がおければ洗濯物を外に出して干しましょう。

こうした速乾ポイントを押さえた上で、冬のお洗濯を助ける便利なグッズも活用してみましょう!

 

冬洗濯グッズ3位:サーキュレーター

サーキュレーター

部屋での夜干し、昼干しの際は、洗濯物の間に効率よく風を通すことが大事。冬でもサーキュレーターや扇風機が大活躍します。

暖房を効かせた部屋は、暖かい空気が天井部分に集まるので、サーキュレーターや扇風機を使うことで、暖房器具やエアコンの効率も上がります。

サーキュレーターを上向きにセッティングして、洗濯物に当てながら、部屋の空気も循環させましょう。洗濯物が早く乾くだけでなく、乾燥しやすい冬場は、部屋の湿気を上げてくれる効果もあります。
 

 

冬洗濯グッズ2位:抗菌・消臭効果のある洗剤


柔軟剤などの香りでごまかすのではなく、臭いそのものに働きかける洗剤を使うのがコツ。生乾きの臭いが残ってしまいがちな冬場は、消臭効果のある洗剤を使ってみましょう。

消臭効果のある洗剤を使わない場合は、すすぎの際にカップ半分ほどの食酢か、大さじ1ほどのクエン酸を入れて。生乾き臭を防ぐ効果があります。
 

乾燥機乾燥機にアルミホイルのボールを一個。静電気を防いでくれる魔法の裏技です。

また、乾燥機の使用では冬場は静電気が起きやすい季節。柔軟剤シートを利用するか、野球ボール大に丸めたアルミホイルを洗濯物と一緒に入れることで静電気を防ぐことができますよ。

 

 

 

冬洗濯グッズ1位:イオン発生機能付き除湿機


お天気が悪いからといって、毎日乾燥機を使っていては電気代がもったいないし、しわや縮みも心配。除湿器のランドリー機能を利用することで、乾燥機に負けないぐらいの効果が期待できます。

イオン発生機能付きの除湿器ならば、洗濯物に嫌な臭いが残ることも防ぎます。最近の除湿機は、除菌・脱臭効果があり、洗濯物が嫌な臭いを発生させるのを防いでくれるものが多くあります。

効率が落ちてしまいがちな冬のお洗濯。小さな工夫を積み重ねることで、快適に手早く済ませたいですね!




この記事の担当ガイド

ももせ いづみ(ももせ いづみ)

guide-412-60-60.gif生活コラムニスト。子育てをしながらフルタイムやフリーランスで働いてきた経験をもとに、忙しくてもすっきりと豊かに暮らすアイデアを発信し続けている。豊富なアイデアは男女、年代を問わず支持されており、メディア取材や本の執筆、各種コンテストの審査員や政府の審議委員などで幅広く活躍中。

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