住まいの換気を考える

11月9日はいい空気いい「(11)くう(9)き」ということで換気の日なのをご存知ですか。
換気や換気扇に関する理解を深め、室内環境の向上を目的に、1987年に日本電機工業会が制定しました。室温調整、除塵、脱臭、除湿と住宅にとって換気の役割はとても重要で、現在の気密性の高い住宅ではなおさらです。
「換気の日」にちなんで、住まいと換気について考えてみたいと思います。




『なぜ換気が必要か?』


日本人は他の国と比較して換気への意識が薄いと言われています。
その背景には、従来の日本の生活習慣や住宅仕様(木造軸組)が深く関係しています。

これまでの日本では、「夏は窓を開け放ち外の風を取り入れ」「冬は建物の機密性が低いため、締め切っていても隙間風がある」という状態が普通でした。

つまり、換気は「いつの間にか、されていて当然のもの」だったのです。

これに対し、現在の住宅は、省エネ性能や快適性を重視し断熱性や機密性が大きく向上しています。昨今の環境問題(CO2削減など)を鑑みても、省エネ性能は非常に重要なキーワードであるといえますが、このような建物では「計画的な換気」がとても大切になってきます。

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【換気の目的】


■水蒸気の排出(結露防止)
生活や炊事などで、室内には多くの水蒸気が発生します。
過多の水蒸気は結露の発生の原因になります。
結露はカビやダニの発生原因になるだけでなく、建物の耐久性にも影響を与える可能性があります。

■室内空気汚染物質の排出
建材からの化学物質発散が話題になって久しいですがその他にも室内空気汚染物質として、家具などから発散する化学物質や炊事や呼吸で発生する二酸化炭素、開放型暖房器具などから発生する燃焼ガス、家庭用の殺菌剤や殺虫剤なども挙げられます。

■その他
その他換気の目的として、室内に発生した「におい」や夏場の熱気の排出などが 挙げられます。

上述の目的を果たし快適な生活をおくるためには、換気システムのメンテナンスが非常に重要です。換気のフィルタ、熱交換器、モーター等、それぞのメンテナンス時期を考慮して、部品交換することが安全で安心の住まいを守ることになります。

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11月9日の"いい空気いい「(11)くう(9)き」"<換気の日>をきっかけに掃除や部品交換の点検をおこなってみてください!


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下記の部品交換の時期にあたるオーナー様はメンテナンスをお勧めいたします。

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ご入居の年数に合わせてご利用ください。

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