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メンテナンスコラム
過ごしやすく快適なリビングのお手入れ
リビングのお手入れの基本
家族の集まる場所に不要なものは置かないように
掃除をする前に、出したものを片付けます。本や雑誌はもともとあった本棚にしまい、洋服はハンガーに掛けるか洗濯カゴに入れてから始めましょう。植物の鉢やソファなどの重いものは、ときどき動かして床への負担を軽減します。リビングは家族の集まる場所ですから、不要なものは置かないように心がけましょう。
不要なものを置かないことは、実は"花粉"対策にもなります。余計なものがないお部屋では花粉が溜まらず、また舞い上がることも少なく、掃除もラクなのでこまめに掃除することができるのです。ちなみに掃除は朝起きてすぐがいいそう。寝ている間に花粉が床に落ちるので、その花粉を舞い上がらせないように、静かに拭き取ってしまいましょう。
フローリングのお手入れ
普段は乾拭き、ぬれ雑巾はヒビ割れに注意
フローリングには大きく分けてムクの木を使用したものと、天然木化粧複合フローリングがあります。どちらも普段は乾いた雑巾やモップで拭くだけで十分ですが、汚れが目立つ場合は、乾拭きした後、固くしぼった雑巾か中性洗剤を含ませた雑巾で汚れを拭き取ります。なお、ぬれ雑巾を頻繁に使用すると表面にヒビ割れができる場合がありますので注意しましょう。
また、水ぬれ箇所やワックスがけのあとに薬剤を染み込ませた化学雑巾を使用すると、ワックスがはがれたり、白っぽくなる恐れがあるので控えましょう。
床暖房用フローリングの場合は、床暖房中に掃除を行うと、床暖房パネルの故障、フローリング表面のヒビ割れ、変色などの原因となるので、床暖房のスイッチを切り、フローリング表面が冷えるのを待ってから行うようにしましょう。
カーテンのお手入れ
年2~3回をめどにお洗濯
カーテンは部屋の匂いや埃を吸収し、意外と汚れているものです。
レースのカーテンは半年に1回、ドレープカーテンは年に2~3回をめどに洗濯を心がけましょう。水洗いできる表示があれば、自宅で洗うことができます。プリーツに沿ってたたみ、小さくまとめてネットに入れて洗うときれいに洗い上がります。洗濯後は、カーテンレールに吊り、自然乾燥させましょう。洗濯中に窓ガラスの掃除をしておくと、カーテンに汚れがつくのを防ぐことができます。
水洗いできないものは、クリーニングに出すか、日頃から掃除機でカーテンの表面の埃を吸い取ったり、布団叩きの要領ではたきをかけておきましょう。
ブラインドとソファーのお手入れ
ブラインドは軍手を使うと便利
まず埃や水滴が落ちないよう、床にシートを敷きます。ゴム手袋の上に軍手を重ねてはめ、指の間にブラインドのはねを挟んで、左右にすべらせながら表面と裏面の汚れを拭いていきます。汚れが落ちにくい場合は、軍手に洗剤をつけてはねを1枚ずつ拭き、全体を水拭きしたあと、自然乾燥させます。
ソファーは生地に合わせたお手入れを
布系のソファーは掃除機をかけることができますが、合皮系ソファーは傷つきやすいので布で乾拭きします。目立つ汚れには洗剤を水で薄めた布で軽く拭きます。本革ソファーには、市販の革用クリーナーを使ってお手入します。
掃除は一箇所に集中していると、気になるところしか見えなくなりがちです。一通り終わったら、最後に全体を見回し、見落としがないか確認してみましょう。
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