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照明器具の上手な使い方

照明器具の上手な使い方

全般照明と局所照明
  • 照明は、天井から室内全体を照らす全般照明と、作業面や部屋の一部分を照らす局所照明に大別されます。
    全般照明の器具は、埋め込み型、直付け型、吊り下げ型など、いくつかのタイプがあり、局所照明には、デスクスタンド、壁に取り付けるブラケット、スポットライトなどが使われます。これらの照明器具を上手に組み合わせることが、快適な光環境をつくるコツです。
家事作業や読書時の正しい照明
  • 読書や家事作業でスタンドやブラケットなどを利用するときは、全般照明も点灯したままにしてください。まわりとの明るさが大きく違うと眩しさ惑じ、目の疲労の原因になります。
お子様の勉強時のスタンドの配置
  • 机に向かって勉強するときは、右利きの人の場合はスタンドを左前方に置き、手の影がノートにかぶらないようにします。
    また、印刷物の表面に光が映りこまないようにスタンドの角度を調整しましょう。
お年寄りほど明るさが必要
  • 快適にものを見るには十分な明るさが必要ですが、子供と年配の人とでは必要な明るさが異なります。年齢とともに視力が衰えてくるため、例えば20歳の人に比べて、40歳を越えると約2倍、60歳の人では3倍以上の明るさが必要といわれます。
    明るさが足りないと、ものが見えにくいために疲れたり、つまづいてケガをする心配もあります。廊下や階段に十分な照明器具を設置することはもちろん、本や新聞を読むときはスタンドなどで明るさを補いましょう。
照明器具の掃除と点検
  • 照明器具は汚れていると明るさが半減します。特にキッチンの照明やタバコを吸う部屋の照明などは汚れやすいので、年に何度かは汚れを拭き取ってください。
    また、照明器具の点検・交換は取付から10年が目安です。外観だけでは判断できない内部電気部品の劣化が進んでいます。安全性の向上や省エネにつながりますので、照明器具の交換をおすすめします。
照明器具に合ったランプ交換
  • 照明器具のランプ交換をする際には、必ず器具指定のランプ(種類・ワット数など)を選びましょう。照明器具は器具指定のランプを組み合わせた状態で、安全性や最適な光の広がり(配光)を確認しています。そのため、照明器具指定以外のランプに交換すると、火災などの思わぬ事故の原因となったり、配光が変わってしまう恐れがあります。
    近年、LEDが急速に普及し、白熱電球や蛍光ランプからLEDランプへの交換を検討される方が増えてきています。お使いの照明器具の指定ランプにLEDランプが含まれていない場合には、安全性や配光の観点から、ランプ交換ではなく器具ごと交換されることをおすすめします。