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空気の汚れについて
安全で快適なはずの住まいも、化学物質や一酸化炭素、ダニ・カビなどによる空気の汚れが原因で、目・鼻・のどの痛みや
アレルギーなどの健康障害を引きおこすことがあります。高気密な住まいほど、換気の役割が大切になっています。
一酸化炭素の対策
◆開放型のストーブを置かない
暖房器具は、開放型と密閉型に分けることができます。開放型は石油やガスのファンヒーターやストーブなど、燃焼の際に生じる排ガスを室内にそのまま排気するタイプ。密閉型はエアコン、電気ヒーター、床暖房等の温水暖房や排気ガスをパイプや煙突などで外へ逃がすタイプのストーブです。開放型の暖房器具から出る排気ガス中には、ガス中毒の原因となる一酸化炭素や有害な窒素酸化物のほか、ダニ・カビ・結露の原因となる水蒸気が多量に含まれ、室内の空気を汚す原因となります。竣工後に暖房器具を選ぶ場合は、開放型の器具は避け、安全でクリーンな器具を選ぶようにしましょう。また、ご使用にあたってはそれぞれの器具の取扱説明書に従ってください。
◆開放型の給湯器を設置しない
小型ガス瞬間湯沸器などの開放型給湯器も、燃焼排ガスに一酸化炭素が含まれています。できるだけ設置しないでください。ご使用される場合は、それぞれの器具の取扱説明書に従ってください。
◆調理中は必ず換気扇を回す
ガス調理器具の使用中は、室内の酸素が消費されると同時に、有害な一酸化炭素や水蒸気が発生します。必ず換気扇を回すようにしましょう。
◆ビルトインガレージの排気ガスに注意
アイドリング中の車の排気ガスには高濃度の一酸化炭素が含まれ、大変危険です。ビルトインガレージで車のエンジンをかける時は、居室へ通じるドアを閉め、ガレージのシャッターを全開にして、換気に十分配慮してください。