落雷から身を守るには、部屋の中心にいればまず安心ですが、電灯の近くや、浴室のような湿ったところは避けましょう。
1,建物内に避難する
戸外で雷にあったときは、車や電車であれば安全です。また家同様、建物の中は安全です。近くに建物があれば、その中に退避しましょう
1,早めの対応が大切
落雷の活動は長くとも1時間くらいで終わりますが、落雷による一時的な電圧の変化(雷サージ:雷による異常電圧)で、電話やパソコンなどの機器を傷めることがあります。とくに落雷が激しくなりそうなときは、電話線と電源コードを抜いた方が安心です。給油器や暖房便座など、微電流を使った機器の差し込みプラグも、早めに抜いておきましょう。テレビのアンテナも外しておきます。なお、すぐ近くに落雷が聞こえるようになってからコードを抜くのでは逆に感電の危険もあるので、なるべく早めの対応が大切です。
コンセント、そして見落としがちですが、電話のモジュラージャックも抜いておきましょう。なおモジュラージャックに取り付ける、電話専用の雷をガードする機器もあります
落雷によってパソコンが破壊されてしまうということは、実はよくあることです。パソコンは新たに購入することができますが、破壊されてしまったデータは元に戻りません。大切なデータや時間を失う前に、落雷対策を施してはいかがでしょう。
落雷による被害の多くはパソコンやルータ、ケーブルモデムの電源側から入り込む雷サージ(雷による異常電圧)によるもので、パソコンやルータ、ケーブルモデムの基盤を破壊してしまいます。雷の音が近づいてきたらパソコンを終了して電源を切り、コンセントを抜くのはもちろんですが、自宅にいないときに雷になることもあります。そんなときのために、市販の雷ガード付きのOAタップを使ってはいかがでしょうか。パソコンショップ等では多数の製品を取り扱っていますので、自分の環境にあった、使いやすいものを選びましょう。
雷ガードでパソコンを守る1,環境や目的に合わせた製品を選ぶ
電源とコンセントの間に挟む手軽なものから、パソコンに接続された周辺機器までまとめてガードしてくれるものまでさまざまな種類があります
※写真左「雷ガード(品番TAP-SP1)」、写真右「雷ガードタップ(品番TAP-MG372SP)」、いずれもサンワサプライ
雷は、雷雲とも言われる積乱雲の中で発生する空気の放電現象のことです。その電圧は最大時に10億ボルトにもなり、放電する一瞬の電流は数万アンペアにも達します。そのため雷の通り道では、すさまじい電流によって、空気の温度が一瞬で3万度近くに上がり、激しい光を発します。これが稲光、稲妻です。ゴロゴロという恐ろしい雷鳴の正体は、雷の通り道の空気が急激に膨張して収縮することによる、まわりの空気の振動音です。遠くの雷鳴はゴロゴロと長引いて聞こえますが、近いものはカリカリッという短い音に聞こえます。