大人がびっくりするくらい汗をかく夏の子どもたちを「洗う」のと、そのせいで汚れやすいお風呂場を「掃除する」のと、退屈がちな子どもたちを「遊ばせる」のを、同時に済ませてしまいませんか?! エコ掃除のテクニックで提案、夏そうじ! |
夏の子どもたちはいつも、大人がびっくりするくらい汗をかくし、そのせいですぐに変な臭いにもなりがち。自然と入浴頻度が高まりますが、それと比例してお風呂場も汚れやすく、どぶ臭くなってしまいがちです。
この負の連鎖どうにかならない? そんなお悩みに、この夏掃除、お試しあれ! 砂遊び?水遊び? お手伝い? いたずら? 子どもたち自身が目を輝かせて取り組んでくれること、請け合いですよ! |
用意するもの
- 重曹(掃除用の、廉価なもの)
- クエン酸水(カップ1~2杯。濃度5%程度)
- 掃除用のブラシ
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遊ばせ方
- 重曹は、500グラムから1kgくらいあると子どもたちは「遊んだ!」という気になれるようです。住まいの掃除、さまざまなシーンで活用できるものなので、5~10kgという量で、この機に購入されるといいかも。
- お風呂場の、排水口や洗い場に、盛大に重曹をまきます。これをザラザラぐちゃぐちゃと撒き散らしながら、足の裏などで感触を楽しみ、遊ばせましょう。ついでに洗い場の床の汚れがこれで掻き出されていきます。
- この重曹に、クエン酸水を垂らすか、スプレーで吹き付け「シュワーッ」と反応させ泡立てます。泡立ったところで、ブラシなどを使ってゴシゴシこすると滑りがいいことに気づくはず。つるっと滑って怪我をしないようには、注意!
- そのまま排水溝、排水口、壁と床の継ぎ目、お風呂椅子、洗面器などなど小物類も、この重曹+クエン酸水でシュワシュワさせたものを塗り付け、ブラシでこすります。念入りに、というより、気まぐれに、気の向くままに......!
- そうして子どもたちが「もう飽きちゃった~!」といった頃合いになったら、この重曹を洗面器いっぱいのお湯に子どもの手で一握りぶんほど溶かした、そのお湯を使って足の裏や手のひら、脇の下など洗いましょう。さっぱり洗い上がります。また、この湯と、普段使っている液体石けんなどを合わせると、急に泡立ちが増すので、それもまた面白いはずです。
- その後、しっかりシャワーを浴びたり、行水しながら、床や排水口の重曹+クエン酸水を流して濯いでしまいましょう。ここで流したたっぷりめの重曹ですが、それ自体が流れながら、排水口、排水トラップ内、排水管などなど......を掃除していきます。
- この重曹遊びを何度か繰り返すうちに、普段目に見えない部分の掃除まで、進んでしまうはず!?
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この記事の担当ガイド
家事・掃除・子育てガイド
藤原 千秋
ふじわら ちあき
家の事・子どもの事・仕事の三つ巴を愉しむ三児の母ずぼら掃除を提唱
主に住まい周りの記事を専門に執筆するライターとして14年のキャリアをもつ。現在は並行して家事サービス、商品開発等にも携わる。大手住宅メーカー営業職出身、三児の母。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など著書、マスコミ出演多数。
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